15年WEB制作をして数多くのレンタルサーバーを使ってきた経験からの結論から書きます。
エックスサーバーがおすすめな人
・個人事業としてWordPressサイトを作り、安定して長く使いたい人
・多少のアクセス増加でも表示速度が落ちにくい環境を最初から選びたい人
・サーバー設定やトラブル対応で悩みたくない初心者の人
・短期で始めて、問題なければそのまま継続利用したい人
・管理画面やサポート体制が整っている方が安心な人
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さくらのレンタルサーバーがおすすめな人
・できるだけ月額を抑えてWordPressを運営したい人
・長期利用を前提に、コスト重視で選びたい人
・最低限の設定や用語を自分で調べながら進められる人
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エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーは、どちらも個人・個人事業主向けにWordPressが使える定番サービスです。表示速度や安定性はどちらも一定水準を満たしていますが、選ぶときに迷いやすいのが料金の考え方と最低契約期間です。
月額料金は、長期契約の月額換算だけを見ると、さくらのレンタルサーバーの方が安く見えます。一方で、エックスサーバーは最低3ヶ月から始められ、キャンペーン適用時は実質的な負担が大きく下がります。
個人事業の立ち上げ段階では、途中で方針が変わることも珍しくありません。そのため、短期でも割高になりにくく、性能面に余裕があるエックスサーバーを選ぶ人が多くなります。
長期利用を最初から決めていて、コストを最優先したい場合は、さくらのレンタルサーバーも現実的な選択肢です。ただし、設定やサポート面では、初心者ほど差を感じやすい点は理解しておく必要があります。
以上を踏まえると、基本のおすすめはエックスサーバーです。
エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーの大きな違いは?
個人事業向けで見ると、両者の差は機能よりも料金の考え方に出ます。 特に影響が大きいのが、最低契約期間と月額料金の見え方です。
月額料金の考え方と最低契約期間が違う
同じ条件で比べた場合、料金が安いのはさくらのレンタルサーバーです。
WordPressが使える最安クラスのプランを、契約期間ごとに整理すると差ははっきりします。
| 比較項目 | エックスサーバー(スタンダード) | さくらのレンタルサーバー(スタンダード) |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| 最低契約期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 |
| 支払い方式 | 前払い | 前払い |
| 3ヶ月契約の月額 | 1,320円 | 約501円 |
| 1年契約の月額換算 | 1,100円 | 550円 |
| 36ヶ月契約の月額換算 | 990円 | 約500円 |
この条件では、短期でも長期でも、月額換算はさくらのレンタルサーバーが安くなります。料金だけで判断するなら、さくらの方がコストを抑えやすいです。
一方で、安さの裏側にある前提も整理しておく必要があります。さくらのレンタルサーバーは、料金を抑えられる代わりに、設定や管理を自分で判断する場面が多くなります。バックアップは自動ではなく、設定が必要です。
エックスサーバーは料金は高くなりますが、WordPress向けの初期設定や自動バックアップが標準で用意されています。追加設定を考えずに使い始められる点は、コスト以外の違いとして見ておくべきポイントです。
整理すると、必要スペックを満たすだけであれば、料金面ではさくらのレンタルサーバーが有利です。一方で、運用の手間や初期設定の簡単さまで含めると、価格差をどう捉えるかは人によって変わります。
表示速度と処理性能の余裕が違う
WordPressの通常運用に必要な速度は、どちらのサーバーでも満たしています。その上で、処理性能の余裕という点で差があります。
まず、初心者向けのWordPressサイト運営で関係する仕様を整理します。
| 比較項目 | エックスサーバー(スタンダード) | さくらのレンタルサーバー(スタンダード) |
| ストレージ種別 | NVMe SSD | SSD |
| 容量 | 500GB | 300GB |
| 転送量 | 無制限 | 無制限 |
| WordPress簡単導入 | 対応 | 対応 |
| 同時アクセス時の安定性 | 高め | 一般的 |
| 利用者評価の傾向 | 速度と安定性が高い | 安定だが負荷増加時に遅延の声あり |
日常的なブログ更新や、小規模な集客サイトであれば、体感速度に大きな差は出にくいです。記事数が少なく、アクセスも限定的な段階では、どちらを選んでも問題なく動きます。
差が出やすいのは、サイトが成長した後です。記事数が増え、画像やプラグインが多くなると、読み書き性能の違いが影響します。NVMeを採用しているエックスサーバーは、処理に余裕が出やすくなります。
さくらのレンタルサーバーは、価格を抑えた構成です。通常利用では十分ですが、アクセスが一時的に集中すると、表示が遅くなるケースがあります。個人ブログでは問題にならないことも多いですが、余裕は大きくありません。
整理すると、最低限の速度と安定性は、両社とも個人事業レベルでは満たしています。その上で、将来的なアクセス増加や運用負荷に対する余裕は、エックスサーバーの方が大きいです。
この差をどう評価するかが、価格差をどう捉えるかの判断材料になります。
初心者向けの使いやすさとサポート体制が違う
最初にやる設定をほぼ自動で終えられるのがエックスサーバーです。さくらのレンタルサーバーは、必要な設定を自分で確認しながら進める必要があります。
個人事業のホームページやブログでは、「このサイトは安全です」と表示される状態にしておく必要があります。(SSL設定)これができていないと、訪問した人の画面に注意表示が出ることがあります。
この安全な状態を、
・申し込みだけで完成させられるか、
・あとから自分で作業する必要があるか、
ここが初心者にとっての分かれ目です。
| 比較項目 | エックスサーバー | さくらのレンタルサーバー |
| SSL設定(サイトを安全な状態にする作業) | 申し込み時に自動で完了 | 自分で設定が必要 |
| WordPressの始めやすさ | まとめて一括設定 | インストール後に作業あり |
| 管理画面の印象 | 機能は多いが流れは分かりやすい | 画面はシンプルだが用語が難しめ |
| 困ったときの相談 | 24時間対応 | 時間帯が限られる |
エックスサーバーでは、申し込みが終わった時点で、サイトはすでに安全な表示になっています。特別な知識や操作をしなくても、最初から安心して公開できます。
さくらのレンタルサーバーでも、同じ安全な状態は作れます。ただし、管理画面で設定を行う必要があります。手順通りに進めれば問題ありませんが、「なぜこの作業が必要なのか」が分からないと迷いやすい部分です。
サポート体制にも違いがあります。
エックスサーバーは、分からないことをすぐ確認できます。さくらのレンタルサーバーは、自分で調べて進める場面が多くなります。
整理すると、最初の設定で迷わず進めたい人にはエックスサーバーが向いています。設定内容を理解しながら進めたい人であれば、さくらのレンタルサーバーでも問題ありません。
この違いは、できる・できないではなく、「最初にどれだけ手間をかけるか」の違いです。
エックスサーバーとさくらのレンタルサーバー比較のまとめ
個人・個人事業向けのWordPress用途では、両社とも必要な条件は満たしています。違いは、月額の安さを取るか、初期設定と運用の分かりやすさを取るかです。
結論として、
・できるだけ安く運用したい人は、さくらのレンタルサーバー
・設定や安全面で迷いたくない人は、エックスサーバー
この基準で選べば、個人事業用途では判断に迷いませんが、15年以上の経験からエックスサーバーがおすすめです。

